経絡経穴・リフレクソロジー

 acupuncture point reflexology

[ 経穴・経絡について ]
もともと(つぼ)は漢方鍼灸の治療ポイントであり、生体の組織や臓器に機能的な歪があるそれが皮膚の結合組織 、筋肉などに投射されて現れる点状・塊状・筋状の変化なのです。
別に皮膚に穴があいている分けではなく、つまり(つぼ)現象としてとらえる事のできるポイントなのです。

痛み圧痛=(内臓知覚反射)凝り、シコリ、すじばり=(内臓運動反射)冷え、ほてり、しみ、小さな皮膚湿疹=(内臓自律神経反射)・電気特性=(弱い電気を流すと良く流れる)もともと皮膚の感覚には3つの特性があり、痛みの感覚、温度感覚、触圧の感覚があり、この感覚特性をつぼに現れた色々の反応に適応させて人為的に起こさせると患者の愁訴が取れると言う分けです。つまり感覚をうまく活用したのがつぼ療法なのです。

経絡とは気血が生活体のもとであると言う思想から発展し、気血が体内をくまなく流れるルートで現在の解剖学で言う循環系や神経の走路ではありません。臨床面からの従の反応帯で機能的な連絡路系です。今の医学でもハッキリ解明できない自由な体液の流れとも解詳されます。経絡は内臓にも直結し一環したものとされ、正中に2本左右対称に12本の計14本のグループに分かれています。


経穴とは、経路上にあり、俗につぼとか灸点(トリガーポイント)とも呼ばれ、気血に過不足が生じた時、病的変化が著明に現れる所で、経穴は14本の経路に配属され体表の至る所にあり、その数は657以上あります。経穴にはそれぞれ名称があり例えば背中に風門穴がありますが、風は風邪の意味があり門は入口ですから風冒の初期治療などによく使われます。 このように名称は治療面や機能面、
又は解剖面からつけられます。 

内臓に病気があると、体表の特定の部位に病的変化が現れます。ヘッド氏帯とか、マッケンジ知覚過敏帯又は関連痛などと言われているものですが、この過敏帯の中で最も過敏な点に経穴があります。
痛みだけではなく代謝障害から来る、やつれ・こり、血行障害から来る冷え・温感・触感の異常、その他電気探索気で調べますと経穴は皮膚の電気抵抗が弱くなり電流が流れやすくなっています。
この様な病的変化現象を内臓体壁反射といい、この病的変化のある経穴を目標に適度の刺激を与え治療しますと、病的変化が消えそれと同時に自ら内臓の病気を治す手助けをします。

経穴はこのように病的変化の著明に現れる急所で診断点であり治療点であるわけです。

[ リフレクソロジーについて ]
リフレクソロジーは、多くの異なる適応を持った効果的なセラピーの形態です。

このセラピーによって、広範囲の急性又は慢性疾患の症状が緩和されます。
それは筋骨格に生じる痛み、循環系の問題、消化器疾患、ホルモンのバランス洞不全や呼吸困難、偏頭痛などをふくみます。

リフレクソロジーの施術する所は足と手で、反射ゾーンは全身に広がっています。腕と脚は同じゾーンからなり右腕と右足、左腕と左足、四肢と関節には関連があり、これらのゾーンに関する領域は、
一般に交叉反射として知られており交叉反射は手に対する足、膝に対する肘、臀部に対する肩、足首に対する手首をいいます。交叉反射はさまざまな理由で直接治療できない身体の箇所に影響を及ぼす為に用います。

これらの部位の治療は関連領域治療として知られており、たとえば肘の関連領域は膝です。

作用についてひとつの理論はリフレクソロジーが主に体内の血流とリンパの流れの改善によって作用すると言う概念に基ずいてます。この流れは、足の反射に見られる尿酸の結晶性沈殿物によって滞ることがあります。

リフレクソロジストは反射区を触診して、沈殿物を分解する事が出来ます。これらの結晶は触知できますが結晶の触診がかすかな痛みから激しく鋭い痛みまで多様な感覚を生むため、患者の反応を見ることでの存在が分かる事もあります。

リフレクソロジーは一般的な医学では症状の軽減が難しいとされる慢性疲労症候群や多発性硬化症などの症状の軽減に効果があるといわれております。リフレクソロジーは病気や末期患者のいる施設などで苦痛緩和医療として利用されています。そして病気や手術の回復を早めたり、痛みの苦痛の軽減に大変効果的で、モルヒネなどの疼痛寛解薬の使用を減らすことも可能です。

リフレクソロジーは一般に純粋にストレス緩和やリラックスの目的でも行われます。多数の人がストレスの多い環境の中で生活や仕事をしており、リラックスする事が困難です。この事は免疫機能に大きな障害を与え、睡眠障害や病気を招きます。現在イギリスの多くの大企業ではリフレクソロジーの治療を社員が受けられるようにしています。結局それは病気・常習欠勤の減少、生産向上につながっています。

リフレクソロジーは薬物やアルコール中毒の治療にも有効です。なぜならこれらの問題が始まる時、
大部分の人が抱えている感情レベルに作用するからです。否定的な感情を開放し鎮める力があり、治療開始時に感じていた怒りなどの感情とは対象的に治療後に涙を流したり、とても穏やかな気持ちになったりする人も少なくありません。

アルコール中毒患者の一番問題なのはアルコールの助け無しで眠ったり、リラックスしたり出来ない事なのですから。

最後に赤ちゃんや子供も重症な病気の症状を除けばリフレクソロジーで効果的に治療する事もできます。